宮崎県立視覚障害者センター 公益財団法人宮崎県視覚障害者福祉協会

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センターより

休館日のお知らせ

8.休館日のお知らせ

12月・1月の休館日は、次のとおりです。

12月 毎週水曜日 4日・11日・18日・25日

1月  毎週水曜日 8日・15日・22日・29日

13日(月 成人の日)

12月29日~1月3日 年末年始休業

来場者アンケートの結果について

(2)来場者アンケートの結果について

 はじめて外部の方へむけてご案内したセンターまつりでしたが、アンケートには63名の方が回答してくださいました。年代は40代が2割を超え、70代、60代そして20歳未満と続きます。来場者のお住まいの市町村は宮崎市が85パーセントでした。来場のきっかけは「誘われて」が最も多く15名、次は「チラシ」12名、次は「広報誌」「利用者の関係」が8名でした。初めて近隣にチラシを配布しましたが、効果があることがわかりました。また高校生のイベントに出展したりしたことも若い世代の来場につながったかもしれません。なお、このセンターの存在については3割の方が知らなかったという回答でした。その方々が来場してくださったことが啓発につながったのではないかと考えます。さらに点訳や音訳の体験コーナーを設けましたが5割を超える方が興味を持ったと回答くださいました。実際に養成講座についてのお問い合わせもいただき今後の受講につながりそうで嬉しくおもいます。このセンターまつりに対して「よかった」が50名、「だいたいよかった」が7名と9割以上の方に喜んでいただけました。

 「いろいろな気づきがあった」「センターまつりをセンター外で小規模でできたらいいのでは」などのご意見や、盲導犬について知ったこと、ステージ発表への感動などの声も多く寄せられました。料理や編み物、スマホなどすべての展示に押しなべて興味を持っていただいたようで、視覚障がい(者)を知るということにつながったのではないかと思います。

 こうした意見も踏まえながら今後のイベントを企画してまいります。ご協力いただきありがとうございました。

 

所長の日日坦坦(ひびたんたん) 「まつりのあとも」 

1. 所長の日日坦坦 「まつりのあとも」

 

センターだより第132号をお届けします。本号が皆さまにとって有益な内容でありますことを願っております。

 

少し前の話になりますが、今年の9月から10月にかけては、センターにとって大変慌ただしい日々となりました。

ボランティアの方や職員が参加する九州大会や全国大会、中学生のセンター見学、センターまつりの開催、衆議院議員選挙の対応など、行事や業務に追われる日も続きました。

9月末に開催した「センターまつり」。予想を上回る多くの方にお越しいただきました。本当にありがとうございました。また、事前の準備から当日の運営まで、多くのボランティアの方に助けていただきました。心から感謝申し上げます。

この催しの主な目的は、障がいのない人にも視覚障がいのことを理解していただくことでした。障がいのある人の特技や趣味の活動を鑑賞したり、盲導犬とふれあったりと、多くの方にさまざまな体験、経験をしていただきました。点字や録音の体験には、約70名の方においでいただきました。担当職員の振り返りとともに来場者アンケートの概要を後掲しますので、ぜひご覧ください。

まつりの後にも、とてもありがたく感じられることがありました。参加された方から、センターの活動に関する問い合わせも数件いただいています。まつりの成果を感じることができ、開催の意義を改めて噛みしめています。

センターでは、これからも視覚障がい者に関する啓発事業の企画運営業務を行っていきます。皆さまのお知恵とお力をお借りする場面もあると思いますが、今後とも何とぞよろしくお願い申し上げます。

視覚障がい者ガイドヘルパーの日をご存じですか?

  • 視覚障がい者ガイドヘルパーの日をご存じですか?

12月3日は視覚障がい者ガイドヘルパーの日です。この記念日は昨年制定され、視覚障がい者の移動を支援する同行援護制度を広く社会に周知させるとともに、その担い手であるガイドヘルパーの必要性を知ってもらい、新たなガイドヘルパーの養成につなげていくことのほか、ガイドヘルパーへの感謝の気持ちをあらわすことが目的です。視覚障がい者の社会参加が促進され、共生社会を実現するという願いが込められています。

日付は同行援護制度を創設した改正障害者自立支援法が成立した日の2010年(平成22年)12月3日からきています。記念日は2023年(令和5年)12月3日に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録されました。ガイドヘルパーさん、いつもありがとうございます。

点字図書の紹介

  • 点字図書の紹介

9 文学

いのちの声 八鳥治久に伴走した日々 藤原瑠美 3巻 高木姫子点訳

結婚して4年、料理の菜っ葉が夫の喉につまる「事件」をきっかけに、しだいに夫の体調は悪化。やがてレビー小体型認知症とわかった夫の介護を続けた妻が、最期に看取るまでを綴る。歌誌『プチ★モンド』連載をもとに書籍化。

 

1 哲学

月々のことば 2024年 真宗教団連合法語カレンダー(月々のことば) 川添泰信他 2巻 永山政美点訳

『法語カレンダー』に選ばれた珠玉のお言葉のこころを、繰り返し味わっていただくことができる法味愛楽の書。

 

4 自然科学

奔流 コロナ「専門家」はなぜけされたのか 広野真嗣 6巻高木姫子点訳

尾身茂、押谷仁、西浦博-。国家の命運を託された感染症専門家たちは、顕彰されることもなく、姿を消した。彼らは当時、何を考え、そしていま何を思うのか? 失われた「コロナ3年間」の真実に迫る。

 

5 技術・工学

トイレからはじめる防災ハンドブック 自宅でも避難所でも困らないための知識 加藤篤 3巻 河野美智枝点訳

トイレから防災を考えてみると、災害への正しい備えが見えてくる! 災害とトイレについての基本知識、家庭や職場でいますぐ実践したい備え、避難所のトイレをなるべく快適に保つための工夫などについて、わかりやすく解説。