視覚障害者センターとは
宮崎県立視覚障害者センターは、視覚障がい者の方のために作られた施設です。
視覚障がい者の方でしたら、どなたでも利用できます。
運営団体は「公益財団法人宮崎県視覚障害者福祉協会」で、視覚障害者福祉を増進させることを目的として活動している組織です。
センターができるまで
視覚障がい者が行きやすい場所へ
平成7年以前までは、宮崎市郊外の交通の不便な場所に施設がありました。
そこで、宮崎県視覚障害者福祉協会が、特に、利便性と安全性を要望して、平成3年5月に新築移転の請願書を提出。署名運動などの動きを受けて、この請願が採択され、市の中心地へ移転することになりました。
- -なぜ、利便性と安全性のため、市の中心地が良いのでしょうか?
- 視覚に障がいのある人は、「移動の不自由」と「情報の不自由」を併せ持つ障がい者であるといわれています。そこで、自宅から施設まで行くとき、「分かりにくい場所」「交通アクセスの不自由な場所では、どんな道をたどっていくのか」「どんな交通手段を利用するのか」などを考えなければならず、気軽に行きにくくなります。
視覚障害者センターができるまで
- 昭和41年(1966年)6月
- 財団法人「宮崎県盲人福祉協会」設立
- 昭和41年(1966年)9月
- 「盲人福祉センター」開所(宮崎市大島町北ノ原)
- 昭和45年(1970年)4月
- 3月新館完成を受け、「宮崎県盲人福祉館」と改称
- 平成7年(1995年)4月
- 「宮崎県立視覚障害者センター」と改称し、同年3月に完成した
- 「宮崎県生活情報センター」1階に入所
このようなことを行っています
点字図書・録音図書の閲覧および貸出し
◎貸出しを希望されるときは
- 利用の登録(住所、氏名、電話番号、身体障害者手帳番号)が必要です。
- 期間は2週間(延長希望の場合は、申し出てください)
- 図書等の転貸および複写はご遠慮ください。
視覚障害者情報総合ネットワーク「サピエ」
全国の点字図書館等で製作している点字図書や録音図書(テープ・デイジー)の目録情報をオンラインで検索でき、貸出し申込み等ができます。
※デイジー図書はCDに収められています。利用するには専用のプレイヤー等が必要となります。
点字図書・録音図書の製作、サービス提供
- プライベートサービス
- 点字図書・録音図書・視覚障がい者向け電子書籍の製作をします。
・点訳=活字(墨字)の分野資料・書籍などを点字化すること
・音訳=活字の文や資料・書籍などを音声化すること
・視覚障がい者向け電子書籍(テキストデイジー)=文字(テキスト)や画像を音声(合成音)と同期して再生することができます。
個人の方の希望に応じ、資料(例えば電化製品の説明書など)を、音訳・点訳します。
点字・録音物による暮らし・福祉情報の提供
(利用者登録をしてください)
- ・視障センターだより・県視障協ニュース
(2ヶ月に1回発行。無料)
点字図書・録音図書の新刊案内や施設内外の催し物案内など - ・宮崎県広報の点字版/音声版
(毎月発行。無料)
県政情報、県議会の動き - ・宮崎市広報の点字版/音声版
(毎月発行。無料)
市政情報、市内の視覚障害者団体の行事など。 - ・JBニュース(日々のニュースの点字版)
(月曜~金曜発行。無料)
メールやホームページ、電話からの音声でも利用可能。
点訳・音訳のボランティアの養成
「点訳・音訳」図書づくりのボランティアを養成しています。
- ・回数
- 毎月2回、5月~3月の間に22回。
- ・募集
- 毎年、3月申込受付。
- ・受講料
- 無料。(必要教材は、各人で購入)
相談
・スマートフォン等の相談会を月に2回、パソコン教室を月に1回実施しています。
それ以外にも事前に電話いただけたら個別の相談も行っています。
機器等の持参は不要です。
・視覚障がいに関するいろいろな相談に応じています。お気軽にお問い合わせください。
視覚障がい者向け生活訓練事業への協力
県視覚障害者福祉協会が実施する教養、趣味、レクリエーション等の行事を支援しています。
補装具、日常生活用具のあっせん
音声時計・白杖などの補装具、日常生活用具等の購入をあっせんしています。