宮崎県立視覚障害者センター 公益財団法人宮崎県視覚障害者福祉協会

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『センターまつり』で行ったアンケートの結果について

3.『センターまつり』で行ったアンケートの結果について

9月29日(日)に実施したセンターまつりは193名がおいでいただき、大盛況でした。たくさんの笑顔や交流があり、企画して良かったと感じました。おいでくださったみなさん、ご協力いただいた多くの方々へお礼申し上げます。さて、その際に行ったアンケートの結果をご報告します。

(1)センターの利用者のアンケート結果

55名の方がおいでくださり、年代的には60代、70代の方が6割を占めていますが、今年は20歳未満の方や30代、40代、50代の来場数も2割を超えました。市町村別では宮崎市が6割ですが、4割の方は遠方からも来てくださっていました。障がいについては全盲の方が23名、弱視の方が20名でした。

 「センターまつり」の企画については「よかった」「だいたいよかった」と8割の方より回答をいただいています。「悪かった」という回答がなかったのも嬉しいことでした。興味を持てたことについては「コーラス」「ギター」「盲導犬」「大正琴」の順で興味を持ってくださったようです。また「編み物」と「料理」のコーナーで動画を準備しましたがそれについて「映像を音声化してあり、わかりやすかった」というご意見もいただきました。今後の企画として期待したい内容は「日常生活用具」「盲導犬体験」が多く「アシラセ」という、靴に端末をつけて道案内を振動で教えてくれる最新のナビゲーションにも1票入っていました。この「アシラセ」についてはセンターとしても来年の福祉機器展でも企画したいと考えていました。実現できるよう早めに企画を進めてまいります。また「もっと一般の人にもPRをしてほしい」という意見もありました。そのほか「レクリエーション」「カラオケ教室」などの意見も出ましたが、これらについては自主的な活動のお手伝いをすることは可能かと思います。

 なお今回のセンターまつりは初めての企画であり、どの程度来場者があるのかまったく予想できなかったため、会場の狭さやイス不足についてもご意見がありました。駐車場も混雑してご迷惑をおかけしました。多くの企画をして集客を図る計画でしたが、予想以上の反響で部屋の大きさと入場者がマッチしていなかったのは大きな反省点でした。また通路も一方通行にしてほしい、案内板を見やすいものにしてほしいという意見が寄せられました。次回の企画の際に考慮してまいります。一方で、毎年実施してほしい、年に何回か定例化してやってほしい、合唱、ギター、大正琴がよかった、盲導犬体験がよかったという感想やなつかしい人との再会や交流の喜びのご意見も多く寄せられました。そのほかの要望として「ピアノを買ってほしい」というご意見もありましたが、場所の問題が大きくまたランニングコストもかかりますので、現状では難しいようです。

 最後にセンターの満足度、また職員への満足度については7割以上の方が「満足」「ほぼ満足」と回答され、「満足していない」という回答はありませんでした。職員の対応については「図書貸出の際に丁寧に対応してもらった」という喜びの声もある一方、「人によって対応に差がある」という厳しい意見も寄せられました。また「センターだよりのあいさつの内容についても楽しい話題やいろいろな情報を入れてほしい」「行政や事業にも参加してもらい、困りごとなどを相談できる場を作ってほしい」「アンケートの回答方法に配慮がほしい」という声も聞かれました。こうした意見も踏まえて、今後もより一層満足してもらえるセンターであるように職員一同協力してまいります。ご回答ありがとうございました。